人生を豊かに過ごすために最も重要で、且つ最も難しいこと。
それは継続することだ。
今まで何度これについて挫折してきたことか。
私以外にも物事を継続できない事に悩み、苦しんでいる人はたくさんいると思う。
今回は継続について、私の経験から得たことを話していく。
大学生の頃、「時間を無駄にするのは良くない」、「将来のために何か今のうちから始めないと…」そんな思いで英語、筋トレ、読書に挑戦したことがある。
どれも失敗に終わった。具体的に言えば、習慣化することができなかったのだ。
社会人一年目の頃、本業以外の稼ぎが欲しいと思い、ブログを立ち上げたがそれも失敗に終わった。
なぜ自分の意思はこうも弱いのか、悩んでいたし今もそれは解決には至らずだ。
しかし、社会人2年目の今、筋トレと読書は継続できている。それも「続けなければならない」といった義務感はまったくなく、楽しんでそれらに取り組んでいる。
むしろしないのが気持ち悪いぐらいなので、完全に習慣化されたということだ。
大学生の頃と今の違いは何なのか。
それは「継続する理由の深さ」と「物事を楽しんでいるかどうか」の2点だ。
まずは前者についてだ。
大学生の時も社会人となった今も物事に取り組む動機は同じであった。
ざっくり言えば「自分を変えたい」という思いだ。
どこまでその気持ちに熱量があるのかというのがポイントだ。
大抵の学生は親に頼って生活している。私もそうだった。
実家に住み、家事は母親がやってくれる。
生活費は父親の仕送りに加えて母親が払ってくれる。
そして自分は学校に行き、アルバイトに励む。
今思い返せば、物事が続かなくて当然だろうという気持ちになる。
周りに甘え切って生活し、自分の力のみで生きていくという経験をしていないからだ。
物事が続かなくても、住む家はあるしご飯も食べられる。
しかし社会人は自分で稼ぐ力がないとこれらの生活インフラを手に入れることができない。
物事の継続は稼ぐ力や人としての魅力に繋がる。
実際に一人暮らしの社会人を経験し、「自分を変えたい」という思いが確固たるものとなった。
学生の頃はぼんやりと柔らかい気持ちを持っていただけだった。
だから「めんどくさい」という気持ちに打ち勝てなかった。
そしてもう1つの理由である「楽しめているかどうか」について。
これがかなり重要でなかなか難しい。
学生の頃は ”ためになるから” 筋トレをしていたし、本を読んでいた。
運動そのものや物語を追うこと、知識を得ることを楽しむ気持ちが薄かったのである。
物事が続かなくて当然だ。
今も「ためになるから」というのは動機の1つであるが、学生の頃と違ってその行動そのものを楽しんでいる。
運動は気持ちがスッキリするし、新たな知識や表現を得ることで心が満たされる。
なぜそう感じられるようになったのか。
これも社会人経験をしたことによる影響だ。
1人での生活を始め、どうすれば自分の人生に満足できるか、魅力的な人間になれるかといった終わりのない問答を繰り返すようになった。
現時点での自分なりの答えは、「目の前にあることを楽しむこと」、「継続すること」だ。
自分の人生を楽しめるかどうかは自身のマインド次第だ。自分が行うこと1つ1つにポジティブな気持ちを持てるようになればそれが満足に繋がる。
何か能力を身に付けるために最も必要なことは継続することであり、それが魅力に繋がる。
こういった思考を経たことで、自分の行動を楽しめるようになった。
このブログも楽しんで書いている。
文章にすることで自分の思考が整理され、良い気分になる。
物事を継続するためには上記の2つが不可欠だ。
役に立ち、尚且つ自分が好きな物事。
これを見つけるのが本当に難しいのだが、これを必死になって探すことが人生の充実に繋がるのだと思う。
何か1つでも実際に継続することができれば、その重要性を深く実感できる。
私は筋トレの影響で体系が変化し、食生活が改善された。
健康志向になり、もっと良い体になりたいという気持ちも増していく。
実際に継続することで継続したいという欲求が強くなるのだ。
むしろ辞めるのが嫌なぐらいだ。
筋トレのない生活が考えられない。
読書も同様だ。
小説や自己啓発、学術的な本など様々なジャンルを読むが、その度に新たな発見があるし、自身の価値観も少しずつ変化しているのを感じる。
知的好奇心に終わりはなく、次は何を読もうと考えながら本屋に行ったり、ネットで探したりする。その時間すらも楽しいのだ。
単純に読書という行為を楽しんでいるから内容が頭に入ってくるし、自身の知識や考え方がアップグレードされる。
筋トレと同じく、今では読書のない生活が考えられない。
継続することに成功すれば、むしろそれがない生活が嫌になる。
最終的にライティングでお金を稼ぎたいが、その気持ちだけでは継続は不可能だ。
なによりも私は文章を書くことを楽しんでいる。
この気持ちを大事にしながらブログを「継続」していきたい。