心の備忘録

普段考えていることの記録です!

SNSで病む人へ

・脱SNS

今の時代にSNSのない生活を想像できるだろうか。

私は今年で25歳であり、SNSが普及していなかった時代も知っている。

だが、スマートフォンの便利さやSNSを知ってしまった今、それがない生活に戻るのは難易度が高い。

何度もデジタルデトックスに挑戦しているが、失敗を繰り返している。

 

そんな中、約1年前にinstagramの知り合い等をフォローしているリア垢を削除した。

現在は、情報収集用のフォロワー0のアカウントのみ持っている。

知り合いはフォローしていない。

また、先日脱X(旧Twitter)にも成功した。

今までは消してもすぐに入れ直していた。

だが現在はそれもなく、入れ直したいとも思わなくなった。

そのきっかけについて話していこう。

 

・インスタのリア垢削除

人間はどうしても他人と自分を比べてしまう生き物だ。

本当に比べるべきなのは過去の自分であると頭では分かっていても、

他人に意識が向いてしまう。

今の人間はほぼ全員がこの事に苦しんでいるだろう。

その原因の1つはSNSだ。

特にインスタは知り合いの日常のキラキラした部分がよく目に映る。

オシャレな飲食店、ハイブランドでの買い物、恋人や友達との遊びなど様々な情報が流れてくる。

私と同じ世代の人たちなら結婚報告や出産報告を見た人もいるだろう。

これらの情報が自分の精神を蝕む。

他人のキラキラした情報を見てもポジティブな感情しか湧かない人間も中にはいるだろうが、大抵の人間はそれを見て落ち込む。

言うまでもなく私は後者だった。

自分にとって役に立たない情報を見て勝手に落ち込んでいたのだ。

また、自分が発信することもあるだろう。

いいねが来ると嬉しくなってしまうし、ストーリーが誰にも見られていないとなると悲しんでしまう。

はっきり言ってレベルの低い自己顕示欲の満たし方だと言える。

インスタのリア垢が自分の生活を良くないものにしていると感じ、思い切って削除した。

最初は若干抵抗があったが、すぐに慣れた。

今ではわざわざインスタで何かを載せようとも思わないし、知り合いの近況を見たいとも思わない。

そもそも仲の良い友人なら定期的に会うし、LINEでも話すだろう。

だからわざわざ友人とインスタで繋がる必要もないし、インスタでしか繋がっていない顔見知りたちとの縁が切れようと何の問題もない。

ただ、新たな人と繋がりを持てる、普段出会わない人と繋がることができるといったことをメリットと捉えることもできる。

だが私はそういったことよりも悪い影響に悩まされていたから削除した。

 

今では好きなコンテンツの情報を得るためだけのアカウントしか持っていないので余計な情報を見る機会が減ったし、精神も安定しやすくなった。

他人と比べて落ち込むといったことが頻繁にある人は一度消してみるといい。

 

・X削除

個人的にXはインスタよりも厄介だ。

人間の嫌な部分が凝縮された文言が頻繁に流れてくるからだ。

Xでは常に誰かが何かを叩いている。

当然そんな情報は精神的に悪い影響を与える。

だが、他人の不幸は密の味だ。

ネガティブな話に人間は注目し、盛り上がる。

それとは別に、面白いネタツイや有益な情報が流れてくることもある。

SNSは本当によく出来ている。

エンジニアが画面に釘付けになるように作ったシステムに我々が勝てる訳がないのだ。

 

芸能人のスキャンダル、男女の奢り奢られ論争、蛙化現象、パパ活女子、旦那や妻の悪口、年収・職業等のマウント合戦。

度々Xで話題になる害悪な話題たちだ。

他にもあるだろうが挙げればキリがない。

こういったネガティブな話題には嫌味な物言いをする人たちが集まる。

お互いがお互いを見下し、レベルの低い承認欲求を満たすために

実生活に関わりのない、顔も名前も知らない相手を論破しようとする人たちが溢れている。

こんなものを見て有益な情報など何一つ得られない。

自分の時間が奪われ、精神を病むだけだ。

そして、人間の嫌な部分を見続けていると段々と自分の思想が歪んでくる。

それに嫌気がさし、危機感を覚えたため、Xのアカウントを削除した。

 

本当に気持ちがスッキリしたし、もう二度とインストールしたくない。

情報収集にXを使っていたが、その手段はそれだけじゃないし、今は特別困っていない。

 

・情報の取捨選択

玉石混合の情報過多のこの時代に必要なのは選択する力だと思う。

何を知る必要があるのか、そして何を知らないままでいるのかを見極める力だ。

自分にとって本当に必要な情報だけを取り入れ、余分なものは無視する。

こういう姿勢を持たないと情報中毒になってしまう。

スマホは便利で様々なことを教えてくれるが、

自分が豊かに生きるための方法は教えてくれない。

自分の時間を生きることが大切だ。